こんにちは♪
白帆台保育園で主幹保育教諭をしています長尾と申します。
新卒から白帆台で働き始めて今年で11年目になります。
今回は、実習で必ずと言っていいほど出くわす
『子ども同士のけんか』をテーマに、
私たち白帆会の職員がどんな思いで、
どのように子どもに関わっているかをお伝えしていけたらいいなと思います(^^)
是非、実習など子どもと関わる際のヒントにして下さると嬉しいです♪
<子どもたちにとってけんかとは…?>
子ども同士のけんかの場面に遭遇した時、
早く辞めさせなくちゃ!と焦ってしまいますよね。
でも、子どもたちはけんかを経験することで
自分の気持ちの納め方を学んだり、
相手の気持ちを知ったり、
人との接し方を習得していきます。
その為、けんかをしている場面に遭遇したら、
子どもたちは今、
全身で社会性を身に付けているのだな
と捉えることが大切です。
その上で、
どんな風にけんかを仲裁しているかをお伝えしていきますね。
ポイントは3つ。
① 話を聞き、共感する
② 相手の思いを伝える
③ 子どもと一緒に解決策を考える
1つずつのポイントについて詳しく解説していきます。
*—*—*—*—*—*—*
① 話を聞き、共感する
けんか中(直後)の子どもたちの心の中は、
興奮状態なこともあり、
複雑になっています。
その思いを大人が丁寧に聞いてあげることで、
自分で自分の思いを整理していくことができます。
その際は子どもと目線を合わせ、
「〇〇されたことが嫌だったのね。」
「〇〇って思ったのね。」
とその子の思いに共感したり、
うまく言葉に出来ない子の思いを代弁してあげたりします。
「先生は僕(私)のことを分かってくれる!」
と感じてくれると、
こちらの話に耳を傾けてくれますよ(*^-^*)
*—*—*—*—*—*—*
② 相手の思いを伝える
次のステップとして、
「〇〇ちゃんは~って思ってたのかな」
「〇〇くんは~が嫌だったから~ってしちゃったんだって」
など相手の思いを伝えることで、
相手にも思い(考え)があることに気付けるようにします。
*—*—*—*—*—*—*
③ 解決策を一緒に考える
どうすればよかったのか、
次同じようなことが起こった時にどうするかを一緒に考えます。
「こんなときどうすればよかったのかな?」
「かしてって聞いてみたら?」
など…
コツは子どもたちに考えさせること。
大人が一方的に
「〇〇しなさい」
と言ってさせても、
自分で考えることを経験していない子どもは
大人に助けてもらわないと解決できなくなります。
また、
子ども自身が納得していない場合は
モヤモヤした気持ちを
引きずってしまうことになってしまいます(*_*)
*—*—*—*—*—*—*
いかがでしたか?
他にも、
・大人が裁判官にならない(善悪の判断をしない)
・「ごめんなさい」と言わせて解決だと思わない
等…子どもたちの育ちを考えて関わっています。
また、
子ども一人ひとりの特徴によっても
対応が変わってきますので、
普段関わっている担任の先生に質問してみましょう(*^▽^*)
有意義で楽しい実習ライフになりますよう、
少しでも参考になったら嬉しいです♪